サッカー選手 ネイマールに学ぶ① イメージ力

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ネイマール選手と一般選手との比較実験

よくトップアスリートが、試合前などにイメージトレーニングをするなんて聞いたことあると思います。

頭の中だけで想像するイメージトレーニングってホントに効果があるの?なんて思ったりもしますがしっかり根拠があります。

イメージトレーニングとは、自分が行う競技などを実際にイメージしてその場面を頭の中で描くことです。

一見たいして労力を要さない楽なトレーニングに思えます。

しかし単にイメージするだけで良い動きができるとはかぎりません。

やはりトップアスリートレベルになると、かなり詳細に複雑なイメージをしています。

それを説明する一例として、ブラジルの至宝とも言われるサッカー選手ネイマールの特集記事(研究実験)を引用して説明してみます。

これは、情報通信研究機構脳情報通信融合研究センターの内藤栄一研究マネージャーが行った研究で、ネイマール選手スペイン2部リーグの選手を対象にその差を見る実験です。

その内容は相手のディフェンダーが迫ってくる映像を見せ、相手をかわしてシュートに持ち込む自分の動きをイメージしてもらい、その時の脳の活動を、脳血流を見るfMRI(機能的磁気共鳴断層撮影)で測定します。

この実験を8回繰り返し、毎回異なる動きをイメージしてもらいます。

ネイマール選手は「具体的にイメージできた。簡単だよ」と答え、スペイン2部リーグの選手は想像するのに苦労した様子だったそうです。

測定結果を見ると、脳活動(脳血流)の差は歴然としていました。

この結果から、ネイマール選手はイメージのバリエーション、パターンを数多く持っているということがわかります。

豊富なイメージのバリエーション、パターンを数多く持っているとあらゆる状況の変化に対する際に、身体の反応スピードがそうでない場合と比べ格段に早くなります。

これがあらゆる状況変化に対応しながら、その都度身体の動きを反応させていける要因になると言えます。

特にサッカーのような相手がいるスポーツの場合、状況は刻一刻と変化していき一瞬の対応能力が問われます。

つまり一瞬の判断、反応が勝負の分かれ目になるわけです。

イメージするだけで筋肉は働き始める

実は人間の動きの発現は、まず動き始める前に脳がその動作を頭の中でイメージするところから始まります。

その速さは一瞬ですが、いかに素早く脳がイメージをし、情報を組み立て、筋肉に伝えるかがカギになります。

あらかじめ、脳に動きに関するイメージストックがあるとその動きが必要になった場合、イメージストックから選別し手早く取り出し体に伝えます。

そればかりではなく、脳がイメージした動作を行う前の段階(動き始める前)で、その動作の姿勢調節に関わる筋肉の血流が増え筋肉が活動し始めるのです。

これにより、状況変化に対する身体の反応速度が素早くなるのです。

しかし、イメージストックが豊富でもイメージ通りに体が動かなければ意味がありません。

脳内のイメージと身体の反応がイメージ通りうまく連動、連携できるかが問題になります。

つまり正確性です。

さすがに100%イメージ通りに身体が動けば誰も苦労しませんよね。

やはりイメージと実際の体の反応にはギャップが生じ、そのギャップを埋めるためイメージ動作の反復練習が必要になります。

イメージ動作の反復練習が正確性を作る

ネイマール選手の場合、幼い頃大小さまざまなボールで遊び、家では机やイスを相手に見立ててドリブルでかわす練習をしていたそうです。

これはイメージ力の一種の才能の温床であり、そのような環境で育っていない場合はいくら努力しても埋められない部分です。

ネイマール選手はこのイメージ力の才能に加え、イメージ動作を人一倍練習(反復練習)を重ね、それをプレーに反映させる正確性も獲得したと思われます。

これは我々一般人の趣味のスポーツやアマチュア競技などでも同じように活用できます。

スポーツ技術も反復練習によりある程度向上するように、イメージ力も反復練習すれば向上可能ではないでしょうか。

我々一般人がこのイメージ力を鍛えられるイメージフィートバック法なる方法があるので、興味がある方は参考までに

イメージフィートバック法 http://sportsmedicalcoach.net/?p=2469

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