書籍「ビッグデータ・ベースボール」に学ぶ ①健康ビッグデータで肩こり・腰痛予防

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今回取り上げる書籍「ビッグデータ・ベースボール」は野球をあまり好きじゃない方や知らない方が読むには、ちょっと難易度が高い内容になっています。

話のあらすじが野球を通してのものなので、野球に興味の無い方にとってはとても読めたものではないかと思われます。

しかし、野球に興味がない方にとっても得るものが大変多い内容になっているため、是非多くの方に周知していただきたく、なるべく野球を知らない方でもわかるようにご紹介していきます。

まず本の大筋を簡単に説明すると、お金が無いメジャーリーグの貧乏弱小球団であったピッツバーグパイレーツが今話題のビッグデータを使って、なるべくお金をかけずにいかに大きな成果を上げたかというストーリーになっています。(詳細内容に興味がある方はこちらのサイトから)

その成果を出す過程での様々な出来事の中で、球団が取り組んだ3つの改革をご紹介し、最後にそれを当ブログのメインテーマである肩こり・腰痛予防に結び付けてお話していきます。

その前に野球をあまり知らない方へ、内容を理解していただくために最低限の野球予備知識をご覧ください。

野球用語

  • ピッチャー=投げる人
  • ピッチング=ピッチャーがボールを投げること
  • キャッチャー=ピッチャーが投げるボールを常に受ける人
  • バッター=打つ人
  • グローブ=ボールをキャッチする道具
  • 変化球=真っ直ぐこないピッチャーが投げるボール

おおまかなルール

  • 野球は対戦チームが攻撃する番、守る番と交互に行う競技
  • 1回の攻撃機会中3アウト、3回攻撃が失敗するまで1点でも多くの点数を取りそれを基本9回こなす
  • 各チーム9人で戦い主にピッチャー(守り側)とバッター(攻撃側)が主体で進行し、バッターが打った球を後ろにいるキャッチャー以外の7人がボールを取ってアウトを重ねる
  • アウトはバットに当てずに奪う三振と、ボールに当てて後ろの守備が絡むアウトがある
  • 攻撃側の得点はヒットを積み重ねるかホームランで取る

女性向け超初心者向けルール説明はこちら

ピッツバーグパイレーツが取り組んだ3本の矢

それではこの本の主人公であるピッツバーグパイレーツが取り組んだ3つの改革をご覧ください。

  1. 対戦選手に合わせた守備陣形の徹底
  2. キャッチャーのボールの受け方に注目
  3. ピッチャーに投げる球種を指示してゴロアウトを多く取らせる

①対戦選手に合わせた守備陣形の徹底

これは、ビッグデータを活用して各バッターの多く打つ打球の方向性を導き出し、各バッターに合わせて守備体系を通常体系から変更して守らせるというものです。

この方法の起源は強打者を抑えるために発案されたもので、数々の作戦をとっても打たれてしまう強打者相手の苦肉の策として、少しでも打たれる確率を下げるために行ったものです。

30球団あるメジャーリーグでは、チームによってはこの作戦を大変多く活用しています。

簡単な例をあげると、ある強打者が左より右に打球を飛ばす確率が多い場合、本来どの方向の打球が来ても対応し易い中間的守備位置から右よりに守備位置を変えるというものです。

実際にこの作戦を多く用いたチームは、失点を減らして成果をあげていました。

この考えを元にビッグデータを用い、強打者のみならず全バッター相手にこの守備体系の変更作戦をより詳細に極端に行おうというものです。

 

②キャッチャーのボールの受け方に注目

野球はピッチャーがバッターに対してボールを投げそれをキャッチャーが受けます。

その受け手のボールの受け方のちょっとしたキャッチング技術の話です。

その名もピッチフレーミング。略してフレーミングなんて言い方もします。

ピッチャーにとって、いかに際どいコースでストライクを取れるか取れないかとでは、対バッターに対しての有利さが相当変わってきます。

ピッチングではボールがバットに当たる以外は、ストライクかボールの判定を審判員に委ねます。

明らかにわかるストライクやボールの判定は関係ありませんが、ストライクかボールの際どい判定の際にこのフレーミング技術が高ければストライク判定の割合を増やすことができます。

コンピュータとは違いやはり人の判定のため、審判員にちょっとした錯覚を起こさせて、際どい判定をこちらに有利運ばせることができます。

ちょっと専門的になってしまいますが、ピッチャーが投げたボールがストライクかボールの際どいコースに来たとします。その時に審判員の目線をごまかすために、取り終えた(キャッチング)位置をストライク位置にグローブが治まるように、数センチの単位でグローブのキャッチングポイントをコントロールし、あたかもストライクに来てますよと見せる技術です。

低めのボール気味の球には低い捕球姿勢で、球が慣性の法則で下に落ち切る前になるべく早く捕球したり、変化球ではボールの軌道に合わせて腕を前に伸ばして曲がりきる前にキャッチしたり、グローブの先端部分でボールを捕球したり変幻自在。

器用ですね。

このキャッチング技術は一見小さな価値に見えますが、1試合に及ぼす失点数の減少ばかりだけではなくピッチャーの能力を最大限に引き出す技術でもあるのです。

フレーミング技術が高いキャッチャーと、そうでないキャッチャーが162試合(1シーズン)全てで出場した場合の比較では、なんと最大で250失点の差が生まれるという測定データもあります。

この技術の価値に他の球団はまだあまり気づいていないばかりか、年齢を重ねてもあまり変化が出ない技術であるため、落ち目と言われたベテラン選手の中でこの技術が高い選手を格安で獲得することができたのです。

この本での主役であるピッツバーグパイレーツはこのフレーミング技術だけで、実際前年度に比べ40失点防ぎ、4勝分上乗せしました。

 

③ピッチャーに投げる球種を指示してゴロアウトを多く取らせる

野球のアウトの取り方には三振を取る方法と、打たせてアウトを取る方法があります。

三振はバットに当てさせずに空振りや見逃しによりストライクコースにボールを投げ、ストライクを3つ奪い1アウトを取ります。

更に打たせて取るアウトには2種類あり、ゴロアウトフライアウトがあります。

ゴロアウトはその名の通りゴロを打たせて、取ったボールを打者が1塁に到達する前に投げられればアウトゲットです。

フライアウトは打ち上げて落下する前に、ノーバウンドでキャッチすればアウトゲットです。

この作戦は、早い直球を中心に三振を多く取ろうとする特徴があるピッチャーに、微妙に沈み変化が出るツーシームと言う球種を多く投げさせ、バッターがボールの上をこすって打ち損じてしまうゴロを打たせるというものです。

この作戦の利点は色々ありますが、一番は球数を減らせて効率的にアウトを取れるということでしょう。

ひとつのアウトを取るには、三振だと最低3球ボールを投げなければなりませんが、ゴロアウトは最低1球で済みますしダブルプレーだと1球で2アウト取れてしまいます。

先に述べた守備位置変更作戦は、このようにゴロを多く打たせることによって更に生かされるのす。

 

ビッグデータは守備に有利

  • 対戦選手に合わせた守備陣形の徹底
  • キャッチャーのボールの受け方に注目
  • ピッチャーに投げる球種を指示してゴロアウトを多く取らせる

これらはいずれも総じて守備面での工夫です。

野球で活用されるビッグデータのほとんどが、いかにして失点を防ぐかに特化しています。

これは野球がゲームの性質上、攻撃より守備の方がデータを生かしやすいことを物語っています。

野球でいう攻撃は、いかにバッターが高確率でヒットやホームランを打てるかにかかっています。

バッターは本来攻撃する側であるのにも関わらず、相手ピッチャーが投げるボールに合わせて対応するという受け身の立場であるため対応が常に後手に回ります。

一方守備の立場であるピッチャーは、投げ込むコース(内角攻め)の心理効果や緩急やコースでの錯覚効果など、バッターを攻めるバリエーションが豊富で常に主導権を握っています。

先に述べた3つの改革はピッチャー、キャッチャー、バックの守備陣が連動して行える作戦であり、最終的にアウトを取るバックの守備陣のキャッチング、送球能力には好不調の波がほとんどありません。

このような面からこの3つの改革はビッグデータを大いに活用できるわけです。

肩こり・腰痛予防に関連させて

このピッツバーグパイレーツが行った3つの改革を、肩こり・腰痛予防に関連させて考えてみたいと思います。

肩こり・腰痛に限りませんが、筋骨格的不調は身体にかかる外的負担が、身体の回復力や負担に対する緩衝力を上回った場合に症状として現れます。

言い換えると、身体に対する外的負担が野球で言う得点を稼ぐ攻撃面で、身体の回復力、緩衝力守備面と言えます。

外的負担は労働内容や労働時間、ストレスなどこちらの主導権が取りにくく、コントロールしづらい要素になります。

一方身体の回復力や緩衝力は自身の姿勢、休憩の仕方、筋肉の質維持のためのケアなど自身でコントロールできる要素多く、多くの知識やケア方法など健康ビッグデータを活用して色んな工夫のバリエーションがあります。

まとめ

このようにいささか、強引でありますが球団が取り組んだ3つの改革と肩こり・腰痛予防を関連付けして野球に興味がない方向けに説明しました。

実際ピッツバーグパイレーツはこれらの改革を苦労しながらも推し進め、お金をかけずにしっかり1年で驚く程の好成績を残しました。

肩こり・腰痛予防も守備に例えた姿勢、休憩の仕方、筋肉の質維持のためのケアなど、ご自身の状態を把握している健康自己データがあればお金をかけずともしっかり対処できます。

この本は弱者(貧乏球団)が強者(金持ち球団)になるべくお金を使わず、頭を使い結果を出すというストーリーであり、改革を恐れず先駆けとして実行する勇気、情熱を感じさせる内容です。

ホントに痛快で希望を持たせる本ですよ!是非1読してみてください。

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