猫背より厄介な平背(へいはい)は腹式呼吸で改善しましょう!

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平背は猫背の次に多い

以前、整骨院で施術を行っていた際に各種症状の根本治療や美容・ダイエット目的などで骨盤矯正プログラムを多く行っていました。

骨盤矯正プログラムでは手技による施術の他に必ず状態維持のために姿勢指導を行います。

姿勢指導で1番多く扱ったのが猫背でしたが、その次に多かったのがいわゆるフラットバック(平背)です。

この平背(へいはい)は猫背とは違い逆に背中の丸みがまったく無く平らな状態。つまり真っ直ぐ一直線なんです。

一見背筋がまっすぐで見た目がキレイなため、問題がないように思えますがけっこう厄介な姿勢なんです。

平背を作る最も多い原因は骨盤の後傾が関与すると言われています。

正しい姿勢では骨盤は軽い前傾に保たれ、その上に背骨が前後のバランスを取る形でS字カーブを描いています。

平背の発生は姿勢の連動性により骨盤の後傾から始まり、上方(頭方向)にたどるように背骨のS字カーブが消失していく形をとっていきます。

この理由で言うと骨盤の後傾を修正すれば、消失したS字カーブが現れ平背が解消することになります。

もちろん、このように簡単にいく場合もあるでしょうが経験上そう簡単ではありません。

骨盤位置を修正してもダメ

なぜなら、平背の人は長年の生活スタイルのクセの積み重ねによりこの姿勢になっているため胸、背中(胸郭)自体が骨盤の影響とは関係なく独立して筋肉、関節の固さや機能不全が出来上がってしまいます

そのため骨盤の位置を修正しても正常な位置にもどりづらいんです。

これらの姿勢を修正しようとする際、猫背の場合では固くなった筋肉などをマッサージやストレッチでほぐしてあげれば一時的に伸びますが、平背は筋力低下や筋肉の機能不全の要素が強いため胸郭の筋肉を働かせて逆に軽い猫背を作らなければなりません。

つまり、S字カーブの滑らかな丸みを作る筋肉を鍛えたいのです。

平背の発生由来(根本原因)が骨盤や腰椎の場合は、モモとモモ裏の筋肉、腹筋やお尻の筋肉など前後の筋肉を緩めたり鍛えれば位置修正ができます。

しかし背中(胸椎)自体を修正する場合は、肋骨の動きや状態に影響を受ける割合が多いためちょっと複雑なんです。

この肋骨には骨の外側にも筋肉はつきますし、肺を覆う胸腔の内側にも筋肉がつきます。

平背の方は呼吸筋、特に息を吸う時に働く横隔膜外肋間筋の働きが弱くなっています。

これにより肋骨の前後径の幅が縮まり、本来丸みをおびているはずの肋骨が潰れて平たくなります。

この影響で胸椎も真っ直ぐな状態になり平背が固定化せれてしまいます。

生理的湾曲(背中のS字カーブ)は呼吸をする際に酸素を取り込める容量の空間的役割もありますし、背中から上(頭など)の重みを前後に逃がし負担軽減の役割も果たしています。

背中が平らになるとS字カーブが消失し頭などを支える役割が背中の筋肉に集中するため、背中の筋肉が常に働き緊張状態が続き、線維化するような筋肉の固さが現れ更に平背が固定化されていきます。

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また平背の方は胸回りの前後が薄くいかにも呼吸時に酸素をとりこめなさそうですが、実際平背の方はカゼを引きやすく虚弱体質ぎみの方が多い印象です。

単純に酸素取り込み量が少ないと体中の細胞に栄養が行き届かず、人間の生命維持や健康面の根源的な部分に影響し免疫力抵抗力は低くなります。

胸回りのストレッチと横隔膜を鍛える

平背は骨盤の後傾や普段の生活習慣、環境による姿勢などの影響で作られます。

問題なのが姿勢が固定化されてしまい胸郭が前後から潰れるような形になると、空気を取り込む胸腔の容積が狭くなり酸素を取り込める量が減るということです。

つまり呼吸機能が落ちてしまうんです。

呼吸においていくら頑張って空気を吸い込もうとしても、胸郭が広がらなくては空気が入ってきません。

この空気を吸いこむ力は主に横隔膜が担っており呼吸筋の7~80%を占めています。

横隔膜はいわゆる大きな呼吸(深呼吸)腹式呼吸時に意識的に働かせることができます。

平背の方に呼吸指導を行うとほとんどの方は腹式呼吸がうまくできず、中には全くできない方もいらっしゃいました。

このように平背を正すためには腹式呼吸を意識的に行い横隔膜を働かせることが大切なのです。

しかし、前提としてまず胸郭の柔軟性がないといくら横隔膜などを働かせても胸郭は大きく広がりません。

簡単な方法は最近では定着しているストレッチポールを使っての胸郭のストレッチです。

このストレッチポールを使って胸郭前後、側面のストレッチを行い柔軟性を出していきます。

更にこのストレッチポールも一番ポピュラーな円柱の形より、半円柱の方が胸郭のストレッチだけ見たら安定して行えますのでおススメできます。

まとめ

最後に平背解消のための対処法をまとめると、、、

  1. 姿勢の連動性で重要な骨盤の位置を適度な前傾に保つ
  2. ストレッチポールなどを使い胸郭の柔軟性を出す
  3. 腹式呼吸を意識的に行い横隔膜を鍛える
  4. 良い姿勢を心がけるのはもちろん悪い姿勢を作り出しているクセや生活環境を見直す(同じ姿勢 机の高さとか 長時間の同一姿勢 )

胸郭の呼吸筋を鍛えるには腹式呼吸が大事だとお話ししましたが、てっとり早いのが大きな呼吸をせざるおえない呼吸が乱れるくらいの運動が一番です。

ランニングや強めの筋トレを体力向上目的も含めて行っていけば、胸郭もおのずと広がっていき平背の方に見られる虚弱体質も改善するのではないでしょうか。

ただし、くれぐれも急激な激しい運動は体を壊してしまう危険がありますので無理のない負荷からはじめましょう!

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