嫌なことがあった日は、さっさと寝るより徹夜した方が良い!?

スポンサードリンク

逆にさっさと寝ない方が良い

よくイヤなことがあると「今日はさっさと寝て忘れちまおう」なんて思う方が多いと思われます。

これってホントに効果的なんでしょうか?

睡眠に関する色々な研究がある中、逆にあまりしっかり寝ない方がイヤなことを事を忘れられるという報告があるんです。

その内容は、ヒドイ交通事故のVTRを繰り返し見せた後眠った場合と、徹夜した場合の翌日の反応を調べるというもので、実験の次の日に自動車を見たときの恐怖感や、発汗などのストレス反応を測定した結果、徹夜した人たちのほうが反応が少なかったというものです。

この実験結果を考察するには、睡眠中に脳で起こっている記憶定着のメカニズムが関わっているので、簡単に説明したいと思います。

人は睡眠中に疲労回復などの脳や体のメンテナンスの他に、記憶や学習したことの整理などを行っています。

特にこの記憶の働きは、睡眠中の脳や身体の状態の違いから区別される、レム睡眠ノンレム睡眠の深さや時間が関係します。

睡眠中に起こる記憶の定着

睡眠中の記憶に関する働きは、記憶の定着、整理(過去の記憶を結合「索引」付け)などの脳が行う作業の内容によって、レム睡眠かノンレム睡眠のどちらかで行われています。

更に、深いレム睡眠とか浅いノンレム睡眠とか詳細に区別することができますが複雑になってしまうので、今回のテーマの睡眠に関連する、それぞれの役割だけ簡単にまとめてみます。

・長いレム睡眠 

レム睡眠は、新たな記憶を過去の経験などで記憶したこと関連づけるとともに、違う場面で記憶をスムーズに思い出せるように「索引」を付けるが、入眠した前半では数十秒間という非常に短いもので、後半(朝方)では30分近くも長くなる

・深いノンレム睡眠

眠りに入った最初のレム睡眠状態が最も深くなり、睡眠の前半であるほど深い状態で「いやな記憶」を消去する

・浅いノンレム睡眠

朝方などの睡眠の後半に多く、手続き記憶を定着する働きがあり、昼間記憶したことと過去に起こった色々な記憶を相互に関連づけ記憶を結合する※手続き記憶とは自転車の乗り方や、習字、スポーツの技術などを身につけること

このレム睡眠とノンレム睡眠の役割を考えると、深いノンレム睡眠(一晩の睡眠の前半に多い)では、「いやな記憶」を消去する働きがあり、冒頭で書いた逆に寝ない方が良いという研究報告とは逆の理屈になってしまいます。

そこで、この相反するふたつの説の”いいとこ取り”してしまうのはいかかでしょうか?

睡眠の種類をうまく使い分ける

レム、ノンレムのメカニズムを整理して考えると、徹夜した場合は記憶の定着(浅いノンレム睡眠)や記憶の索引付け(レム睡眠)ができなくなるので、イヤなことが記憶に残らないのかもしれません。

一方、脳を日中にフル稼働していた脳をクールダウンさせる深いノンレム睡眠では、「イヤな記憶」を消去する働きがあるという部分に注目してみます。

これを統合して考えると、、、

一般的にレム、ノンレムが発生する睡眠周期が平均90分なので、6~7時間睡眠では4~5回程度のレム、ノンレムリズムが見られます。前半2回の深いノンレム睡眠(イヤな記憶を消去する働き)のみを生かして、記憶の定着や記憶の索引付けを起こす朝方の長いレム睡眠を無くしてしまいましょう。

つまり、3~4時間の短時間睡眠がイヤな事があった時の記憶を消去し、且つ記憶に残りづらいということになります。

まとめ

このように見てみると、人はイヤなことがあると寝つきが悪くなったり、睡眠が浅くなるなどの反応が普通であり、自然と上記のような短時間睡眠になっているようです。

これは、研究云々別として人に備わっている、本能的な防衛反応ではないでしょうか。

今回は色々な研究結果に照らし合わせて結論をまとめてみましたが、イヤな事があった時は人によって早く寝てしまおうとか、意識を他に向けるために飲みにいったり、好きなことに没頭するなど人それぞれ対処していることと思われます。

性格や置かれた環境により対処法は人それぞれでいいと思います。

イヤことは誰にでも起こります。

イヤなことがあった時は無理せず自然体で、自身の体と心に素直に向き合い、自分に合った対処法を実践してください。

今回の短時間睡眠による対処法は、あくまでも一時的な対策として提案したにすぎません。

長期的に考えると、人間やはり脳も身体もしっかりした睡眠により健全でいられるし、思考も前向きになって、イヤなこともプラスに捉えられる発想になります。

日頃から睡眠の重要性をしっかり意識して、良質な睡眠とれるよう生活環境やリズムなどしっかり整えていきましょう!

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です