女性に多い股関節痛②股関節のインナーマッスル鍛えればほぼ解決!?

スポンサードリンク

関節の機能障害性の痛み

今回は、前回に引き続き股関節痛における、股関節自体が悪い場合についてお話していきます。

少し限定的になりますが、神経痛と同様に日常的に多い股関節痛の原因として、関節の機能障害性の痛みというのがあります。

これは、股関節を構成する大腿骨頭とその受け皿である骨盤関節面(臼蓋)である骨に、画像所見上問題が無いが明らかに、股関節自体が原因で起きている痛みや違和感がある場合です。

これを作り出す原因には関節性、筋肉性のものがあり、股関節まわりの「筋肉、関節が硬くなっているか」それとは反対に「筋肉が緩みすぎていたり、関節が不安定になっているか」の状態があります。

股関節は人体で最大の関節であり、それだけ身体を支える分多くの筋肉で支えられています。

股関節は、丸い大腿骨頭の上に骨盤が食い込むような構造をしていて、動く範囲が四方八方自由自在です。

股関節の深層筋

関節機能障害の発生機序

そのため、筋肉もその機能に合わせて複雑についており、それぞれの筋肉は動きに合わせて絶妙にバランスをとって股関節を支えています。

本来、滑らかな動きをするはずの股関節が姿勢や歩き方など、何らかの原因より筋肉のアンバランスが発生すると、使われる筋肉と使われない筋肉との差が生じ、使われる筋肉の負担が増えてしまいます。

そうなると、その筋肉の負荷量増加による筋緊張や筋短縮により、必要以上に大腿骨を関節面に引き寄せる圧縮力が増え、骨を関節面に強く押しつけてしまい関節機能障害に発展していきます。

これにより、筋肉ばかりではなく関節自体も硬くなり、進行すると関節炎を生じたりします。

関節機能障害の診察

この関節機能障害の状態を見るには、やはり専門的な診察技術になりますが関節の遊び(副運動)を把握しなければなりません。

関節の遊びの状態がわかれば、この関節機能障害の原因が筋肉か関節か?また関節が原因の場合に関節が硬くなっているか?緩んでいる(不安定)?になっているのかを見分けることができます。

このような関節機能障害の施術を多く経験してきましたが、施術により一時的に症状の消失や軽減することはできます。

しかし、最終的に良い状態を持続させたり再発予防を目的にした場合、結局あるひとつの筋肉を鍛える運動療法が効果を発揮します。

そう、それが中殿筋を鍛えるということです。

中殿筋を鍛えるのは簡単ではない

中殿筋は股関節周囲の筋肉の中でも、いわいる股関節のインナーマッスルにあたります。

「じゃあ、これを鍛えれば簡単じゃん」なんて思われるかもしれませんが、この筋肉をピンポイントで鍛えるの実は難しいんです。

中殿筋横向きで寝て股関節を外側に上げる動きで鍛えることができますが、単にこれをやっても股関節には多くの筋肉が付着しているため、中殿筋以外の筋肉で動かしてしまったりとやり方が難しいんです。

なので、マンツーマン指導による運動姿勢、中殿筋の収縮を感知しながらの指導など、効果的に行うためには慎重な操作が必要になります。

「それじゃ一人で鍛えることはできないの?」と思われるでしょうが、マンツーマン指導により中殿筋の収縮する感じがつかめれば一人でもできるようになります。

これは、ある程度の感覚の修練というか、慣れでできるようになりますが、確実に中殿筋が鍛えられなければ効果的ではありません。

まとめ

経験上、セルフで中殿筋を鍛えられるまでに至った患者さんは、ほとんど良い状態を維持できていました。

その他、問診や診察により股関節痛を作りだしている根本原因が、姿勢だったり歩き方、体重の急激な増加などとわかれば、この根本原因のケアも一緒にすすめることで、関節機能障害性の股関節痛はおおむねカバーできます。

つまり、症状の原因が筋肉だろうと関節だろうと、はたまた歩き方や使い方のクセでも、最後はこの中殿筋の体操で良くすることができるんです。

長年悩んだなかなか良くならない股関節痛は、中殿筋を正しく鍛えられれば解消できるかもしれませんので、是非取り組んでみてください!

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です