0(ゼロ)次予防って知ってますか?

スポンサードリンク

予防医療って何?

少子高齢化を迎え医療費などの社会保障費を抑えるため予防医療に注目が集まっています。

そもそも予防とは、病気やケガをしないための事前の対策のことですが、定義的には1次、2次、3次予防というように分かれているのはご存知でしょうか?

一般的に予防と呼ばれるのは、上記の第一次予防のことを指します。

国の予防推進政策は成功した?

社会全体での予防への意識啓発などの取り組みは以前から進んでいますが、近年この取り組みにも限界がきているようです。

約10年程前に国が始めた特定健康診査・特定保健指導をご存じでしょうか?

会社などで行う健診項目に腹囲の計測を新たに加え、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防と改善を目的とした取り組みです。

トクホのお茶のテレビCMで、香川照之さんがお腹にメジャーを当てるやつで有名になりましたが、メタボって言葉この頃から普及しました。

あの当時、血液検査の結果には関係なくメタボメジャーたるもので測っただけで、メタボと診断される方がやけに多かったのを記憶しています。

これが、国が大大的に取り組んだ病気のリスク要因である肥満を減らし、生活習慣病への予防するという政策です。

従来の予防政策の限界

対象者は特定健康診査後特定保健指導を受ける義務があるのですが、たしかにこの政策は効果があり2008年の実施当初に比べれば、特定保健指導を受ける割合は現在では2倍以上増えています。

しかし、予防医療専門家は特定保健指導実施率は年々低下しておりこのやり方にも限界がきていると分析しています。

その証拠に、とっかかりである特定健康診査を受ける割合は、貧困などの経済格差の理由により明らかに低くなっています。

実はこの貧困格差こそ0次予防に関わる一番の問題なのです。

この0次予防は一言で言うと、1次予防を必要とする対象(人)を作る原因を作らない。つまり1次予防が必要になる原因の原因になる環境を変えるというものです。

例えば、居住地が公園の近くにある人達の運動頻度は、そうでない人と比べ2割多かったり、高等教育を受けた人達は転倒や認知機能低下が少ないなど、、、

しかし、これらの問題にはどうしても経済的理由の絡みを完全には断ち切れないのは事実です。

この経済的理由は、かなり以前から指摘されている予防医療に関わる根本問題なのです。

経済的な格差による問題は先進国であるわが日本でも発生していますし、そうでない貧しい国など国の社会制度や紛争、政策など一般的に介入困難な複雑な事情が絡みます。

つまり、0次予防はこのような経済格差に左右されない取り組みを目指さなければなりません。

0次予防の取り組みも始まっている

近年この0次予防の必要性が注目され、様々な研究や取り組みが進んでいます。

ショッピングモールに様々な仕掛けを用意し、買い物客の健康意識を高め、健康の維持・増進行動に結びつける取り組みを行っています。

千葉大学予防医学センター、イオンモール株式会社、株式会社竹中工務店と協働した取り組み

千葉大学ニュースリリースより

この取り組みは非常に理にかなっていて、買い物を楽しみがらいつの間にか健康意識が高まり、運動もしてしまっている状態を作ります。

0次予防を広げましょう!

第一次予防には健康意識啓発(教育)や予防接種も含まれますが、啓発にはやはり元々の健康意識の高さがあればより効果を増しますし、予防注射にしろ元々の免疫力の強さがあればより効果的でしょう。

このような0次予防の取り組みは、国民全体の健康レベル底上げすることになり、ひいては国全体の医療費を抑え、その分の費用を経済格差による健康問題を解決できる取り組みにつながるのではないでしょうか。

これからの明るい未来のため、ひとりでも多くの笑顔のために、この0次予防という概念をまず知ることにより、社会全体の0次予防意識が広がるよう働きかけられたらいいですね。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です